永田收写真展『誰もいない展覧会 ~猫の眼~』その3
猫の眼 その3
「小さな子猫であったが、ちょっと野性的な構えをみせたのが記憶に残っている。猫の本能に触れる思いがした。」
上記の写真は詩人の玉川侑香さんがとても気に入ってくださり、主宰するミニコミ誌『SANPO・下町通信』にもこの猫のことで文章を寄せてくださった。
大阪・茶屋町、街が大きく変化する前に撮ったもの。
珍しく下町でない場所を撮影した。猫の鳴き声に誘われるかのように。
神戸・北野。
にぎやかな観光地から一歩、路地を入ると文化住宅や長屋が並ぶ場所もあった。それも今となっては見られない風景である。
奈良・大和高田にて。
この日、初めて行った場所で撮影がうまく進まなかった。
猫ちゃんが出てきてくれて歓迎してくれたことを私はとても喜んだ。
その4に続く