永田收写真展『誰もいない展覧会 ~猫の眼~』その2
<猫の眼>の世界へ・・・
永田さん自身も猫を飼っておられたそうで、
知人の方に譲ってもらった子猫は「しーちゃん」と名付けられ25年もの間ともに暮らしました。
1996年に撮影した神戸・平野で撮影された上記の猫は、
後に出会うことになる「しーちゃん」にとても良く似ていて、永田さんにとっても思い入れの深い一枚だそう。
上記の猫は阪神淡路大震災後、神戸で撮影したとのこと、
昔の渋い俳優のような面持ちが印象的だっという。
「撮影する時、1mくらいまで近づけたら、よく近づいてきてくれたなと思う。大概、シャッターを向けて近づいたら逃げちゃう。その猫と自分との境界線を踏み込みすぎないよう、必ず声をかけながら、時に身振り手振りをくわえながら距離を縮めていく。」
大阪で撮影された路地裏の猫たち。
左は大阪・九条、右は大阪・平野にて。猫と人との距離の近さを感じる。
永田さん曰く、
「猫が幸せそうに生きている町がいい町だと思う」
その3につづく
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